日本という国を考える。正確には考えざるを得ない。
戦後、ものづくりと唱えて、せっせと自らが工場となって作り続けた日本。
その座をアジア諸国にとられつつあった日本に起きた大きな衝撃。
この「衝撃」から我々は何を考えて、行動に移すのか。
ものづくりと呼ばれた日本だが「では、明日からものづくりに重んじます」
といった従来のビジネスモデルの仕組みで機能するとは考えにくい。
メディアの変革によりグラつき始めたビジネスモデルは「衝撃」によって
もう一度ゼロベースから見直す必要性を余儀なくされたのである。
私は踏み出す一歩として「ルーツ+アイデア」をベースとして考えていきたい。
日本におけるルーツとはもてなし、丁寧さ、繊細さ、間など我々日本人が培ってきた
美意識やものごとに対する姿勢である。
ただ単に伝統を重んじるのではなく、立ち止まるわけではなく何を変化させていくのかを考える。
そのようなアイデアが必要となる。
しかしながら、ルーツといった美意識、姿勢というものを意識すること自体が難しいと感じる。
スピードや効率化に対して意識を向けていた社会に「感覚」を呼び起こさせなくてはいけないのである。これは少々やっかいなものだ。
つまり、多くの「ものづくりの姿勢、美意識という感覚」を呼び起こさせる仕組みを創れなければ
日本をもう一度、デザインすることは厳しいと感じる。
グローバルと騒ぎはじめた日本は外への意識からルーツ、心を失いつつあったように感じる。
グローバルという言葉は怖いもので、意識すればするほど「均一化」してくる。
ローカルとグローバルは表裏一体。
本当の意味で日本がグローバルになれるか否かを問われている。
それは得体の知れない大きなものではなく我々個々人にかかっているのだ。
9月から新たに動きます。
もちろん「ルーツ+アイデア」を意識した働きです。
近々、お披露目出来るように頑張りマッス!!
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