2010年8月29日日曜日

Naef&Vitali

















行こうと思って中々行けなかった「遊びのなかの色と形展」
基礎デの向井周太郎先生の講演会に招待して頂き、展示に行ってきました。

やはりウルム造形大学の思想が色濃くでていた。どんなにカタチを変えても、物をつくる
本質は変わらないことを教えられます。ネフの素材と造形の質へのこだわりは、特に今日
において考えさせられるテーマです。講演会で見た白バラの祈りのポスターはとても美しく、しかし強烈なメッセージを放っていました。白の美しさではなく、グレーに近い美しさ。ひらっと1枚剥がすと、そこに強烈な赤がある感覚です。デザインの“厚み”が違う。
こういったことは、私達の世代において鈍感になりがちですが、必ず、ものづくりの思想と時代背景は密接に繋がっています。アイヒャーの元、ウルムはわずか15年という短い時間で大きな根を育てました。そこから我々が学ぶことは多くあります。

展示はネフの世界観がとてもよく表現されていました。前にもネフの作品は欲しかったのですが、高い....。でも、今回の展示を見て買うことを決めました。手に取りたくなる、側に置きたくなるデザイン、そんなデザインが出来るようになりたいですねー。

テクニックじゃない、伝えることが大切なんだ!枠なんてぶち壊せ!と感じつつ、神は細部
に宿り結うという大切さを学ぶ今日この頃。ふむふむなんて、うなずきつつ大量に買った本
を読み漁る。そろそろ時間なので制作しますかー。

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