2010年11月21日日曜日

swiss design award






















スイス・デザイン・シンポジウムに行ってきました。
クラウディオ・コルッチ、フレデリック・デドリー、ダニエル・フライターグそして原研哉先生という錚々たるメンバーでのパネル・ディスカッション。自分の中で、今年に入り一番印象深いディスカッションでした。本当よかった。
スイスデザインのモダニズムに対する合理性は学ぶところが多くある。それは美をグシャと凝縮させた合理性。伝統を重んじつつ、一歩先に行く姿勢は今の日本に必要なことかもしれない。アジア全体が持つスピードリミットは限界まで到達しつつある。
今の我々に「少し落ち着いて、ふりかえりなさい」そんな言葉をかけられた気がした。

夏頃から海外のクリエーターとも交流する機会が多くある。勿論、グローバルという視点で考えることは必要であるが、グローバルは時にルーツを失う危険性を秘めている。影響を受けつつも心を失わないことが大切ではないだろうか。
今日のディスカッションは自分が今年に入り、活動してきたことを総括してもらったようだ。一度体中を綺麗に洗い流し、全身を拭き取って、スッと座る感覚。スイスデザインは今の自分にとって必要であるし、今の日本においても必要な視点である。

ディスカッションを終えて先輩と店へ。これから日本に必要なデザイン、世界に向けてのアプローチ、数年後、先輩と企画をやること。大学の時から刺激をうけ、社会に出てからもデザインと向き合う方。やりましょう、2年後、今日ふらっと決めた企画を。何より大切なことは「誇り」をもつこと。今の日本にとっても必要。そしてロックであれ!!

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